
業界初、スキー場で回収した使用済みスキーポールの水平リサイクル実証実験を開始
~3社連携の「Re-ALoop Action」で、2027モデルのスキーポールへのリサイクル目指す~
株式会社アサマリゾート
株式会社キザキ
株式会社UACJ
株式会社アサマリゾート(本社:長野県小諸市、代表:南波 政洋)、株式会社キザキ(本社:長野県小諸市、代表取締役社長:木崎秀臣)、株式会社UACJ(本社:東京都港区、代表取締役:田中信二)の3社は、アサマリゾートが運営するスキー場「高峰マウンテンパーク」で、使用済みのスキーポールを回収し、新しいスキーポールに水平リサイクルする取り組み「Re-ALoop Action(リアループアクション)」を今シーズンから開始します。回収したスキーポールは、UACJでリサイクルして、キザキが製造する2027モデルのスキーポールへの再生を目指します。こうしたスキーポールの回収・水平リサイクルシステムの構築は業界初※の取り組みとなります。

国内で製造されるスキーポールには、主に6000系アルミ合金が使われています。キザキのスキーポールには、これまでもUACJ押出材が使用されてきました。また、高峰マウンテンパークでは、シーズン終了時に使い古されたスキーポールを廃棄する必要があるという課題を抱えていました。
「Re-ALoop Action」では、高峰マウンテンパークでスキーポールの回収(Recovery)を、UACJでアルミニウムのリサイクル(Recycle)を、キザキでスキーポールの製造(Reborn)を行う3社連携のアクションです。本アクションにおいて、高峰マウンテンパークに設置された回収ボックスで、シーズン末に約100kgのスキーポールが回収されることが想定されます。アルミニウムはリサイクルすることで原料からつくる時と比較してCO2排出量を97%削減することができるため、廃棄物量削減のほか、次シーズンのスキーポール製造時のCO2排出量削減につながる予定です。今後、3社で連携し、実際に回収されたポールでリサイクルの実証実験を行い、本アクションの実現を目指してまいります。
なお、本取り組みは公益財団法人長野県産業振興機構と長野県小諸市にも応援いただいております。
今後も、3社で連携し、スキーポールにおけるアルミニウムの水平リサイクルを目指すとともに、環境負荷低減に貢献してまいります。
※2025年12月キザキ調べ
・高峰マウンテンパーク

・スキーポール(「商品名:バリアス」)

■アサマリゾートについて
株式会社アサマリゾートは、長野県の「高峰高原」を中心に、リゾート施設の運営を行う企業です。「大自然と共生し、お客さまに安全で快適な時間・空間を継続的に提供する」をビジョンに掲げ、お客さまの満足度向上に努め、「想い出づくり」を通じて「心に残る体験」を提供することを目指しています。ゴルフ場の運営、ホテル・宿泊施設の運営(スキー場併設型など含む) 、スキー場や高原など自然を活かしたリゾート施設運営、アウトドア/自然体験施設の企画・運営を手掛けています。
また、自然環境保全や体験型プログラムの提供を目的としたNPOの浅間山麓国際自然学校(AOS)との連携もあり、自然教育・エコツーリズム的な活動にも関与しています。このように、宿泊・レジャー施設の提供にとどまらず、「自然との共生」「体験の質」「記憶に残る思い出づくり」を重視するスタンスを持ったリゾート会社です。
■キザキについて
株式会社キザキは、創業以来65年、健康あふれる社会作りを理念とし、スキーポール、トレッキングポール、ノルディックウォークポールの国内トップメーカーとして企画・製造・販売を行っております。また、アルミ管素材加工の技術を生かして野球バット、介護杖等多分野にわたっての用具製造も手がけています。
徹底的に管理された国内の自社工場で一貫作業しており、こだわりの「ものづくり」で高品質・高信頼の商品を提供しています。
■UACJについて
株式会社UACJ(ユーエーシージェー)は、グローバルに事業を展開するアルミニウム総合メーカーです。「アルミでかなえる、軽やかな世界」をスローガンに掲げ、素材の力を引き出す技術で、持続可能で豊かな社会の実現に貢献することを目指しています。
飲料缶、自動車、IT機器、空調、航空宇宙・防衛などの幅広い分野に、アルミニウムの板、箔、押出、鋳鍛、加工製品を提供しています。アルミ圧延を開始してから125年以上にわたり受け継いできた技術を生かし、人びとの暮らしや産業を支えています。また、アルミニウムの循環型社会構築に向け、さまざまな領域でリサイクルを推進しています。
2025年3月期の連結売上高は9,988億円、グループ従業員は約10,200人です。
